シューイチで、かきあめが登場!
2019年3月10日放送の日本テレビ「シューイチ」の中山秀征のコーナー「中山のイチバン」は、東日本大震災から8年、復興のいまをお伝え。かきあめ復活!1粒にかけた男たちが紹介。
石巻の名産「牡蠣」を使った石巻銘産「かきあめ」というキャンディーなんですが、この飴1粒に込められた石巻を思う男たちの物語です。
中山秀征さんが訪れたのは、宮城県石巻市にある自家焙煎の珈琲豆専門店「石巻珈琲工房いしかわ」です。
石巻のソウルフード「かきあめ」復活の立役者「石巻珈琲工房いしかわ」の代表石川光晴さんは、石巻で20年続くコーヒー豆を扱う会社を営む。
石巻銘産かきあめ 通販・お取り寄せ不可
柿ではなく、宮城・石巻名産・海のカキ(牡蠣)のエキスを使って作る飴です。
- かきあめ(12個入り)380円
かきあめを食べてみると、シンプル飴で甘みがあって、飴の中に牡蠣のエキスを感じられる。
かきあめは震災以降8年間作られなくなった。
大正7年に誕生し、約100年の歴史がある「かきあめ」ですが、東日本大震災の津波で向上が被災し生産中止になっていました。
そこで立ち上がったのが飴作りにはまったく無縁のコーヒー豆を扱う石川さんでした。
なぜ珈琲屋さんがかきあめを復活させた?
かきあめ復活の声が大きく、石川さん御本人も幼い頃から慣れ親しんだかきあめの復活を強く希望していました。
まずは始めたのは主原料の牡蠣のエキスを作ること。
そこで案内されたのが、日本有数のカキの産地である石巻湾の万石浦です。
かきあめ復活のキーパーソン・カキのスペシャリスト三養水産 代表の辻尚広さん。辻さんも石巻で生まれ育ち、かきあめには熱い思いがありました。
震災後の牡蠣の生産量は、7~8割くらいまでは戻っているそうです。
今が旬の牡蠣をいただきました。
とても美味しい「旨い!」
かきあめのためにカキのエキスを抽出します。
その方法は、身の部分だけを煮詰める。
万石浦鮮かき工場で見学。
従業員の皆さんが黙々と牡蠣の殻を剥いていました。
この作業は熟練さんでないと身が崩れてしまい商品にならないほど難しいんですよね。
牡蠣の殻を剥くコツは、貝柱があるので、そこをさすようにすると剥きやすいそうです。その貝柱が素人には探せないんですよね。
かきあめの牡蠣のエキス抽出方法
200kgの牡蠣の身を、牡蠣の成分と風味を壊さないように約1週間、温度管理をしながら煮詰める。
牡蠣を煮込み、水分を時間をかけて飛ばす。
そうすると、色が濃くなる。
濃縮されたエキスにはグリコーゲンや鉄分など栄養素が豊富に含まれる。
生臭さが一切ない。
質の良い牡蠣を使わないとこの味はでない。
かきあめの飴玉に仕上げる・工程
飴づくりの職人・蔵王の昔飴本舗 代表の佐藤敏徳さん。
前以上においしいアメを作りたい一心。
石巻のソウルフードに携わる(責任)緊張感はあった。
蔵王の昔飴本舗
昔ながらの製法でアメ菓子を作り続ける工場。
かきあめ工程
かきあめのベースとなる砂糖と水飴を煮詰めたら、牡蠣エキスとミネラル豊富な石巻の塩「金華塩」を混ぜる。
高温の水アメに牡蠣エキスの栄養分を壊さず入れ込む職人の技術はテレビ公開NG。
熱々のかきあめを冷えて固まってきたアメは形が変えられるうちに機械に運ばれて、細長く伸ばされた後に、一粒一粒裁断されていきます。
あとはパッケージしかきまめの完成です。
まとめ
シューイチ(2019年3月10日放映)で、宮城県石巻市のソウルフード、震災から復活した「かきあめ」が取り上げられました。
かきあめが購入できるのは、石巻市内のスーパーやお土産屋さんで販売中です。
メルカリで、かきあめ通販してたみたいですが、今はページが削除されています。
かきあめは、石巻の復興のため、地元石巻に来て味わってもらいたいという生産者さんたちの思いがありネット販売をしていません。メルカリやオークションサイトで販売しないであげて欲しいと思いますね。