2025年12月20日放送の「満天☆青空レストラン」で特集された、兵庫県の新品種ネギ「ひょうごエヌワン」。
「下仁田ネギの太さ」と「九条ネギの柔らかさ」を併せ持つこのネギは、まさにネギ界のサラブレッド。番組を見て、「このネギを食べてみたい!」と感じた方も多いのではないでしょうか。この記事では、最強ネギ「ひょうごエヌワン」について、詳しくご紹介します。
なぜ「ひょうごエヌワン」なのか?他を圧倒する3つの理由

ただの掛け合わせではありません。兵庫県立農林水産技術総合センターが長年の歳月をかけて開発した「ひょうごエヌワン」は、従来のネギの常識を覆すスペックを持っています。
ひょうごエヌワンは、兵庫県が育成したネギの緑の部分も白い部分も食べられる青ネギ・白ネギの兼用品種です。(品種名「兵庫N-1号」※「兵庫N-1号」は登録品種です)
「ひょうごエヌワン」の名前には「ナンバーワン(NO.1)」の「ネギ(Negi)」になってほしいという想いや「新しい(New)」「次世代の(Next)」といった意味合いが込められています。
1.「緑の葉」まで最高に旨い
一般的な白ネギ(根深ネギ)は、緑の葉の部分が硬く、捨ててしまうことも少なくありません。しかし「ひょうごエヌワン」は、葉ネギの王様「九条ネギ」の遺伝子を受け継いでいるため、葉の先まで驚くほど柔らかく、香りが強いのが特徴です。捨てるところが一切ありません。
2.加熱で目覚める「極上の甘み」
白い部分は「下仁田ネギ」譲りの太さを持ち、加熱することで甘みがとても出ます。その糖度は一般的な果物に匹敵することもあり、火を通すととろりとしたゼリー状の芯が現れます。この「トロトロ感」こそが、N-1を選ぶ最大の理由です。
3.圧倒的なボリューム感
一本一本が太く、ずっしりとした重みがあります。鍋に入れた時の存在感は主役級。肉や魚の脇役ではなく、「ネギを食べるための鍋」を実現できる唯一無二の品種です。
「ひょうごエヌワン」を確実に入手する方法
この品種は市場流通量がまだ少なく、スーパーで見かけることは稀です。本気で手に入れるためのルートは以下の通りです。
1.番組公式のお取り寄せ(日テレポシュレ)
放送直後は、番組公式通販サイトでの取り扱いが最も確実です。「青空レストラン」のロケ地セットとして販売されることが多く、番組で紹介された最高品質のものが届きます。
日テレポシュレ「満天☆青空レストラン」特設ページ
2.産地直送サイト(食べチョク・ポケマル等)
生産者から直接購入できるプラットファームで、兵庫県の農家さんが出品しているケースがあります。検索キーワードは、「ひょうごエヌワン」または、この品種を使用した地域ブランド名「たんば丹(まごころ)ねぎ」で探すといいそうです。
検索ワード推奨:「ひょうごエヌワン」「たんば丹ねぎ」
3.兵庫県丹波地域の「道の駅・直売所」
現地に行ける方は、以下のスポットが「ひょうごエヌワン(たんば丹ねぎ)」の聖地です。朝採れの最も新鮮な状態で購入可能です。
- 道の駅 丹波おばあちゃんの里(兵庫県丹波市)
- JA丹波ひかみ とれたて野菜直売所
※現地では、品種名「ひょうごエヌワン」と記載されたシールや、ブランド名「たんば丹波ねぎ」のパッケージを目印にしてください。
最高の食べ方は「一本焼き」
「ひょうごエヌワン」を手に入れたら、複雑な料理は不要です。
- 炭火(またはグリル)で真っ黒になるまで焼く
- 焦げた皮を剥く
- 中から現れる白く輝く身を、塩だけで食べる
これだけで、口いっぱいに甘いジュースが溢れ出します。この体験は、他のネギでは決して味わえません。
検索で迷わない!「ひょうごエヌワン」と「たんば丹ねぎ」は同じもの?
「満天☆青空レストラン」で紹介された兵庫県の新品種ネギを調べていると、「ひょうごエヌワン」と「たんば丹(まごころ)ねぎ」という2つの名前に行き当たります。
「結局どっちを買えばいいの?」と迷う方も多いですが、結論から言えば、この2つの中身は全く同じものです。
- 「ひょうごエヌワン」は、兵庫県が認めた品種名
「ひょうごエヌワン」は、兵庫県立農林水産技術総合センターが開発した正式な品種の名前です。- 下仁田ネギと九条ネギの長所を掛け合わせた「種(たね)」そのものを指します。
- 兵庫県が生んだ「エリート品種」であることを証明する名前です。
- 「たんば丹ねぎ」は、丹波ブランドの商品名
一方で、「たんば丹(まごころ)ねぎ」は、兵庫県丹波地域で栽培・出荷される際のブランド名(商品名)です。- 丹波の肥沃な土壌と、昼夜の寒暖差(丹波霧)によって育てられた「ひょうごエヌワン」が、この名前を冠して市場に出回ります。
- つまり、私たちが実際に手に取る「商品」としての呼び名が「たんば丹ねぎ」なのです。
【事実確認】購入時にチェックすべきポイント
ネット通販や直売所で「ひょうごエヌワン」を探す際は、以下の点に注目して探すのが最も確実です。
- 商品ラベルを確認:パッケージに「品種名:ひょうごエヌワン」と併記されていることが多いです。
- 丹波産を指名買い:丹波地域(丹波市・丹波篠山市)で生産される「たんば丹ねぎ」こそが、番組で紹介された品質そのものです。
なぜ「たんば丹ねぎ」として売られているのか?
丹波地域は古くからネギの栽培が盛んで、品質へのこだわりが非常に強い地域です。この最高の品種「ひょうごエヌワン」を、地域一丸となって盛り上げるために、「丹波の真心(まごころ)」を込めたという意味で、「丹(まごころ)」の一文字を使い、「たんば丹ねぎ」と名付けられました。
まとめ
2025年12月20日の「満天☆青空レストラン」で注目を浴びた「ひょうごエヌワン」。
- 下仁田×九条のハイブリッドで、葉まで柔らかく、芯は甘い。
- 入手は番組公式通販か、「たんば丹ねぎ」の名称で産直サイトを検索。
- 現地なら兵庫県丹波市の道の駅へ直行。
希少な品種のため、見つけた時が買い時です。下仁田ネギの甘みと九条ネギの柔らかさが融合した、兵庫県が誇る「最強のネギ」をぜひご自宅で堪能してください。