人生の楽園は、栃木県佐野市で、郷土料理「耳うどん」を提供するお店「野上カフェ 母ん母親父(ぼんぼやーじ)」を開いた、落合由美子さん(63歳)と眞さん(65歳)です。
落合さん夫婦で守る伝統の郷土料理「耳うどん」
栃木県佐野市の中心部で生まれ育った由美子さんは、東京の大学に進学。
卒業後は地元に戻り、役場に就職。同僚だった眞さんと26歳で結婚。
眞さんの故郷・野上地区で暮らし始める。子どもたちの学校行事などを通して、地域への愛着が生まれてきます。次第に過疎化が進み、子どもたちが通っていた小学校は2013年に閉校。寂しくなっていく地域を目の当たりにしながら、定年退職後は地元を盛り上げることがしたいと考えた由美子さん。2020年3月に郷土料理「耳うどん」を出すカフェをオープンしました。
耳うどんは、栃木県佐野市や宇都宮市に伝わる郷土料理です。
短冊状になった小麦粉の生地を丸めて作り、その形が耳に似ていることが由来とされる。耳うどんを正月に食べると悪いことを1年間、聞かなくてもいいと伝えられている。食感はすいとんのようにもっちりとしている。
野上カフェ 母ん母親父(ぼんぼやーじ)
耳うどんが食べられるカフェの名前は「野上カフェ 母ん母親父(ぼんぼやーじ)」です。
自宅の一部を改装したお店。
「良い旅」というフランス語の「ボンボヤージュ」をもじり、母ちゃんと親父がもてなす「野上カフェ 母ん母親父(ぼんぼやーじ)」を2020年3月にオープンしました。
お店の営業は週末の土日のみです。
それ以外の日には地域活性化のために動き、忙しくも楽しい毎日を過ごす由美子さんと、最大の理解者の眞さんです。
野上カフェ 母ん母親父のメニュー
地元の伝統食「耳うどん」をメインに「コーヒー」、「デザート」を提供するお店です。
ランチメニュー
耳うどんセット 参考価格1,200円
(耳うどん/夏はお休み)
セット内容は、耳うどん、炊き込みご飯、小鉢、スイーツ、コーヒーです。
一つ一つ手作りした耳うどんを醤油ベースのおつゆで煮込んでいます。
カレー耳うどん/夏はお休みもあります。
夏は、「冷やし耳うどん」、「ソースかつ丼」を提供しています。
使用する食材
小麦粉は、御神楽町の亀山さんが作る小麦「農林61号」を使用。
少し黒っぽい、しっかりした食感の「地粉」です。
耳うどんによく合います。
お米は、近所の石田さんが作る食味A5ランクの「なすひかり」を使用。
甘みとうまみのある美味しいお米です。
作っている田んぼはお店から見えます。
カフェメニュー
ブレントコーヒー 参考価格450円
ご注文を受けてからミルで挽いて、ハンドドリップします。
コーヒーの他には、日本茶や自家製梅ジュースがあります。
おいしい水のこと
足尾山脈を形成している岩は、チャートといいます。
中生代に「放散虫」が南方の海で堆積して、大陸プレートと共に日本に移動してきものです。野上地区には、この珪質の固い岩チャートの層と石灰岩が見られます。
雨が降ると時間をかけてこの岩盤を通り地下に浸透して、おいしい水になります。
ファーム謡坂のパウンドケーキ 参考価格300円
その他、ワッフルやアイスクリームがあります。
スイーツはセットでお得です。
季節のメニュー
季節のメニューは、その季節でしか味わえないお料理です。
タラの芽天ぷら、鮎の塩焼き、竹の子ご飯、黒豆、手作りこんにゃく、しもつかれ、ぜんざいがあります。
テイクアウト
お持ち帰りメニューです。
母ん母親父の味をお持ち帰りできます。
耳うどん(ミニサイズ)、季節の炊き込みご飯、ホットコーヒー、お弁当(要予約)など。
野上カフェ 母ん母親父 アクセス(地図)お店の場所はどこ?
店名 | 野上カフェ 母ん母親父 (ぼんぼやーじ) |
住所 | 〒327-0303 栃木県佐野市長谷場町800−2 |
電話 | 080-3359-5937 (出れない場合があります) |
営業時間 | 土日のみ(週末営業) 11時~16時 |
定休日 | 不定休 |
WEB | nogamicafe-bonvoyage.com |
今回の人生の楽園は、足尾山脈の山間部、栃木県佐野市にある伝統食の耳うどんを提供する「野上カフェ 母ん母親父」をオープンさせた落合ご夫婦です。
郷土料理の耳うどんをメインにコーヒーやお茶、デザートが楽しめるカフェです。
テレビ朝日 人生の楽園 毎週土曜日18時~18時30分放送
司会者 西田敏行 菊池桃子