2025年2月8日放送「人生の楽園」の舞台は広島県神石高原町。廃業寸前だった町で唯一の味噌蔵「神龍味噌」を継承し、伝統の味を復活させた門田英章さん(46歳)と妻の茜さん(30歳)の奮闘記です。
廃業寸前の「神龍味噌」を救った夫婦

広島県福山市育ちの英章さんと、三重県出身の茜さん。二人は神石高原町で働いていた際に出会い、2016年に結婚しました。長男の誕生を機に家族で神石高原町に移住し、英章さんはコンニャク農家として働き、茜さんはその加工・販売を手掛けました。
その頃、唯一の味噌蔵「神龍味噌」が廃業するというニュースが。二代目の中平道正さんは後継者不足と体力の限界を感じていました。いよいよ蔵を取り壊すというときに、中平さんが思い浮かべたのは、30代の頃「神龍味噌」でアルバイトをしていた英章さん。彼の働きぶりに光るものを感じた中平さんは、「蔵を継がないか」と声をかけました。
伝統の味を継承する決意
初めは驚きつつも、夫婦は「味噌蔵を救えるのは私たちしかいない!」と決意しました。二代目からのバトンを受け取ったご夫婦は、味噌作りに全力を注ぎました。半年かけて完成した味噌は地元の道の駅で店頭販売され、2時間で完売。その後も町の人々から「ありがとう」という声が多く届き、自信を深めました。
復活を遂げた「神龍味噌」
こうして2020年11月、町の人たちが復活を願った「神龍味噌」の三代目を夫婦で継承しました。昔ながらの製法で作られる「神龍味噌」は、発酵・熟成に先代から受け継いだ木桶を使用し、甘く深みのある味わいが特徴です。まさに町の人々にとって「故郷の味」として愛されています。
神龍味噌は、原料のお米な広島県産を使用し、大豆、麦、お塩は国内産を使用しています。製品は全て添加物・化学調味料などを使用しておりません。伝統製法により、糀と素材の味わいそのものをご堪能ください。
神龍味噌の製品
- 木桶仕込み味噌
- 米こうじ
- 米糀甘酒
- 塩糀
- 醤油糀
- おうちで仕込む手作り味噌セット
などがあります。
「神龍味噌」の店舗情報
「神龍味噌」は地元の方々に愛され続ける味噌蔵です。以下はお店の詳細情報です。
店名:神龍味噌
住所:広島県神石郡神石高原町油木甲3282-1
電話:0847-82-0637
営業時間:9時~17時
定休日:水曜
WEBサイト:神龍味噌公式サイト