愛知県扶桑町にある「ウサ子のおはぎ」は、吉田浩子さん(本来は吉の旧字です)と夫の典生さん(66歳)が長年の夢を叶えて開いた「おはぎ屋」さん。浩子さんは愛知県江南市出身で、高校卒業後に工業用機械刃物メーカーに就職。そこで典生さんと出会い、23歳で結婚しました。
家族とともに歩んだ人生
扶桑町に自宅を構え、浩子さんは会社を辞めて3人の子育てに専念。その後、義両親との同居を機に学校給食の調理員や保険会社の事務など、さまざまな仕事に挑戦しました。しかし、義母・房さんの介護が必要となり、仕事をやめざるを得ませんでした。
典生さんが定年退職し、夫婦で義母の世話をするようになると、生活に少し余裕が生まれました。浩子さんは長年抱いていた「甘味処を開きたい」という夢を典生さんに打ち明けたところ、典生さんも若い頃から商売をしてみたいと考えていたことが判明。夫婦の夢が一致した瞬間でした。
おはぎ専門店への挑戦
甘味処の開業はハードルが高く、なかなか踏み出せなかった浩子さん。しかし、近所の和菓子屋さんが閉店し、おはぎを買えなくなった人々の声を聞き、「おはぎに特化した持ち帰り専門店をやろう!」と決意しました。
夫婦でさまざまなおはぎを食べ歩き、試作を繰り返すことで1年。ようやく納得のいくおはぎが完成し、自宅前の車庫を取り壊して店舗を構え、2024年1月に「うさ子のおはぎ」をオープンしました。
こだわりの味と人気の秘密
浩子さんが作るおはぎは俵型ではなく丸型。手製のあんこは「甘すぎず優しい味」と評判で、月1度の産地直売所での出張販売では午前中に売り切れるほどの人気ぶりです。
うさ子のおはぎのおいしさのこだわり
- 北海道産小豆
- 国内生産の90%以上を占める北海道産の小豆は、品質が安定しており、特に美味しいと評判です。中でも寒暖差が大きい十勝地方で育った小豆は、豊富なでんぷん質を含み、炊き上げるとほっくりとした食感と甘味の強いあんこになります。「うさ子のおはぎ」では、この十勝産の厳選された小豆を使用し、店内で丁寧に手作りしています。
- もち米
- 「うさ子のおはぎ」のもち米は、粘りのあるでんぷん質が豊富で、きめ細かく甘みがあるのが特徴。冷めても硬くなりにくく、美味しさが長持ちするため、おはぎにぴったりの米を使用しています。
素材選びにこだわり、手作りで仕上げることで生まれる「うさ子のおはぎ」の味わい。ぜひ一度、その美味しさを体験してみてください。
「うさ子のおはぎ」のメニュー

定番の「つぶあん」と「きなこ」に加え、季節限定のおはぎもあります。
価格は単品160円~となっています。
店舗情報
「うさ子のおはぎ」は、愛知県・扶桑町にある手作りあんこのおはぎ専門店です。
- 店名:うさ子のおはぎ
- 住所:〒480-0102 愛知県丹羽郡扶桑町高雄堂子166−2
- 電話:080-5113-6711
- 4月26日から当面の間、予約並び取り置きを中止のようです。
- 営業時間:火・木・土曜 10時~16時30分
※売り切れ次第営業終了 - 支払い:現金
- WEBサイト:https://usakonoohagi.com/
営業形態はテイクアウトです。
InstagramやLINEアカウントもあります。
公式サイトをご覧ください。
休日は義母・房さんの見守りを夫婦で交代しながら、浩子さんは体操や鳴子踊り、典生さんはボウリングやソフトボール、鉄道模型など、それぞれの趣味を楽しんでいます。人生の楽園ではご夫婦のこだわりなどが放送されました。ぜひ、こだわりのおはぎをお試しください。