【人生の楽園】森のカフェ緑の詩（白糸の森）福岡県糸島市

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2024年12月7日放送の「人生の楽園」は福岡県糸島市を舞台に、耕作放棄地を再生して農園に荒れた放置林を自然体験型施設に変えたお二人、前田和子さん（69歳）と大串幸男さん（68歳）の大串幸男さん（68歳）の素晴らしい取り組みをご紹介します。

和子さんの歩み

糸島市（旧前原町）出身の和子さんは、両親が営む屋台のラーメン店で育ちました。しかし、母が病に倒れたため、中学卒業後、和子さんは店を切り盛りすることになります。「必ず商売で成功する」との決意を胸に、進学を諦め一心に働き続けました。その結果、居酒屋も開業し繁盛させました。19歳で結婚し、2人の娘が誕生。娘たちが独立した後、和子さんは「ゆっくり出来る場所」を求め始めました。

転機と新たな挑戦

和子さんの転機は、岡山県美作市で山を開墾し宿を作った夫婦を紹介する「人生の楽園」を見たことでした。この放送を見た和子さんは「これだ！」と感じ、すぐに耕作放棄地となった山を格安で購入しました。毎日一人で生い茂った竹を伐採する日々の中で、離婚の経験しましたが、次第に家族や仲間が作業を手伝うようになりました。その中で、一級建築士の幸男さんと意気投合し、事実婚を選択して共に夢に向かって進み始めました。

農業中心の生活と自然体験型施設の開設

人生の楽園で紹介！森のお菓子屋　緑の詩おと　素材を味を大切にしたスイーツショップ。タルトやシフォンケーキが味わえるお店 — 白糸の森ウェブサイトより

二人は農業中心の暮らしを送りながら、2018年には自然体験型施設「白糸の森」をオープン。続いて2021年には「森のカフェ緑の詩（みどりのおと）」も開設しました。森には7つのウッドデッキとそれを繋ぐ回廊が張り巡らされ、訪れる人々を圧巻の景観で迎えます。幸男さんが森の保全の大切さを伝えることを目指し、和子さんはそれをお客さんに伝えることを生きがいとしています。