2024年11月9日放送の「人生の楽園」で取り合えられたのは合掌造りカフェ「かふぇ このはずく」です。西田敏行さん、菊池桃子さんのナレーションです。
愛知県新城市にある「かふぇ このはずく」は、54年前に白川郷から移築された合掌造りの古民家を改装した趣深いカフェです。ここでは、夫婦の愛情と地域活性化への想いが込められた温かい空間が広がります。美しい自然に囲まれたこのカフェの背景や魅力を詳しくご紹介します。
古民家再生への道のり
カフェの主である豊島令子さん(70歳)と夫の裕光さん(74歳)が営む「かふぇ このはずく」は、令子さんの父親が地域のために白川郷から移築した合掌造りの古民家がその舞台です。父・全孝さんは、観光の活性化を目的に白川郷の古民家を何度も足を運び交渉して譲り受け、食事処としての営業を始めました。しかし、観光鉄道の廃止と共に徐々に賑わいは失われ、この建物も20年前には使われなくなりました。
再び訪れた転機と夫婦の挑戦
約2年前、裕光さんが「この建物でカフェを始めたい」と提案したことから、建物は新たな役割を担うことになります。令子さんも「両親の想いが込められた場所ももう一度輝かせたい」と意志を固め、二人で「鳳来寺山の参道に再び活気を取り戻したい」と願い、仲間の協力を得て合掌造りを修復。2023年4月、「かふぇ このはずく」として新たにオープンしました。
「かふぇ このはずく」の魅力と人気メニュー
「かふぇ このはずく」では、豊島夫婦の温かいおもてなしとともに、地元の旬のフルーツを使ったデザートが楽しめます。特に令子さんが手がける自家製プリンは、滑らかでやさしい味わいが人気。ドリンク担当の裕光さんは、几帳面な性格を生かしたアイスコーヒーの技で、冷たく澄んだ味わいを提供しています。
自然豊かな鳳来寺山の環境の中、鳥のさえずりや虫の音を感じながら過ごすひとときは、訪れる人にとって最高の癒しです。また、地元の人々や観光客との交流もこのカフェの大きな魅力となっています。日々の喧騒から離れ、静かに過ごしたい人にはぴったりの場所です。
カフェ情報
店名 | かふぇ このはずく |
住所 | 〒441-1944 愛知県新城市門谷上浦45 (旧鳳来町)鳳来寺山表参道 |
営業時間 | 土日月祝日 10:00〜16:00 最新情報、詳細など、 公式サイトまたは直接お問い合わせください。 |
WEBサイト | |
アクセス | 鳳来寺山の参道沿い、自然豊かなロケーション |
地域と観光の橋渡し役として蘇った「かふぇ このはずく」。心地よい空間と温かいサービスで、訪れる人々に愛され続けています。愛知県新城市にお越しの際は、ぜひこの合掌造りカフェを訪れてみてはいかがでしょうか。