鹿児島県指宿市は、観光地として名高い開聞岳の麓に広がる美しい町です。その中でも開聞川尻と呼ばれる集落は、東シナ海と開聞岳を望む絶景が広がる特別な場所。ここで暮らす浦野敦さん（49歳）と良美さん（48歳）夫婦は、東京から移住し、一棟貸しの宿「木の匙（さじ）」を営んでいます。
浦野夫妻の移住ストーリー
敦さんは幼少期、毎年夏休みに指宿市（いぶすきし）の祖父母の家で過ごし、青い海と開聞岳の雄大な景色に魅了されました。社会人になり商社マンとして多忙な日々を送る中、心身ともに疲れ果てた敦さんは「指宿に帰りたい」と強く願うように。妻の良美さんとともに移住を決意し、祖父の畑を借りて農業を始めました。
「木の匙」誕生の背景
農業研修を経て有機JAS認証を取得し、晴れて農家となった敦さん。移住後、待望の息子・太一くんが誕生し、家族3人で指宿の暮らしを満喫しています。さらに、敦さんが少年時代に通った浜辺沿いの土地を購入し、2020年に「木の匙」をオープンしました。
「木の匙」の魅力
「木の匙」は、広々としたキッチンを備えた自炊型の宿。最大の魅力は、海と山を一望できる2階からの景色です。波の音を聞きながら、都会の疲れを癒やすことができます。また、浦野夫妻は農業にも力を入れており、スナップエンドウや地域の伝統野菜「開聞岳だいこん」を栽培。自然の恵みを存分に楽しめる宿となっています。
店舗情報
「木の匙」は、指宿市開聞川尻に位置し、有機農家が営む一棟貸しの宿です。詳細情報は以下の通りです。
店名：木の匙
住所：鹿児島県指宿市開聞川尻5451
電話：080-1146-9571
公式サイト：https://kinosaji.jp/
広いキッチンダイニングで調理いただけます。
(一通りの調理器具・食器完備)
お好きな食材をご準備の上、コンドミニアムステイをお楽しみください。
1階のウッドデッキでBBQも可能です。
(ガス式コンロ貸出 / 3,000円・要予約)
指宿市の美しい自然とともに、浦野夫妻の温かいおもてなしを体験してみてはいかがでしょうか？
有機農業を営む夫妻が開いた、指宿市の一棟貸し宿「木の匙」
指宿市にある「木の匙Kino-saji」は、有機農業を営む夫妻が開いた、自然と調和した滞在を楽しめる貸し切り宿です。
2015年に指宿へ移住し、有機農業を続けながら、2020年8月にこの宿をオープンしました。宿の名前「木の匙」は、寺山修司作詞・中田喜直作曲の歌曲集に由来しており、その中の「悲しくなったときは」に登場する「海を見に行く」というフレーズが、宿の目の前に広がる東シナ海と開聞岳の景色と共鳴しています。
この宿では、雄大な景色とともにゆったりとした時間を過ごし、地元の食材やオーナー夫妻が育てた有機野菜を使った料理を楽しむことができます。自然の中でのひとときが、訪れる人々にとって心温まる思い出となるよう、そんな願いを込めてこの宿が運営されています。
