2026年1月17日の放送は、京都府与謝郡与謝野町が舞台。今回の主人公は、55歳で早期退職し、幼い頃からの「機械いじり」と「こだわり」を形にした鍵井輝昭さん(57歳)と妻の艶子さん(58歳)です。
自宅ガレージを改装し、2025年1月にオープンしたばかりの薪とそばの店「かぎ屋」。その魅力に迫ります。
薪とそば。二つの情熱が重なる場所
もともと電気工事士として活躍していた輝昭さん。人生の転機は20代の頃、友人宅で出会った「薪ストーブ」でした。
「自分たちには縁遠いものだと思っていた」という薪ストーブを自宅に導入したことで、その温もりに魅了され、薪作りに没頭。さらに、地元のイベントで食べたそばの味に衝撃を受け、そば打ちの修行も独学で始めました。
「自分が作った薪で、そばを湯がき、店内のストーブを焚く」
そんな夢を描き、55歳で早期退職。1年間の準備期間を経て、理想のお店を作り上げました。
「かぎ屋」のこだわりと評判
輝昭さんは、自他共に認める「研究熱心で凝り性」。その性格が、薪とそばの両方に注ぎ込まれています。
- 薪(まき):自身で割り。しっかり乾燥させた質の高い薪。薪ストーブ愛好家からも信頼されています。
- そば:自家製の薪を使い、強い火力で一気に茹で上げるそばは、喉越しと香りが抜群。
- 空間:自宅ガレージを自ら改装した店舗は、木の温もりと薪ストーブの暖かさに包まれています。
職人魂が光る!「かぎ屋」の絶品そばメニュー
「かぎ屋」のそばは、その日の分だけを打つスタイル。薪の強い火力で一気に茹で上げるため、コシが強く、香りが立っているのが特徴です。
一番人気!「二色盛り」

訪れる人の多くが注文するのが、見た目も鮮やかな「二色盛り」です。
- 十割そば:つなぎを一切使わない、そば本来の豊かな風味と力強い食感を楽しめる一枚。
茶(田舎蕎麦)
蕎麦の実を皮ごと石臼で挽いています。
緑
蕎麦の実の皮を剥き色彩選別機で緑色の蕎麦の実だけを抜き取り、石臼で挽いた蕎麦です。
※時期によって内容は変わりますが、色のコントラストが美しく、味の違いを一度に楽しめる贅沢な一皿です。
こだわりの「薪火(まきび)茹で」
ガスではなく、輝昭さんが自ら割った薪を使い、羽釜で茹で上げます。薪火は火力が強く安定しているため、そばの表面がキュッと締まり、独特の喉越しが生まれるのだとか。
そばのお供に
- 炊き込みご飯:地元の旬の食材を使った優しい味わいのご飯。
- 季節の天ぷら:地元・与謝野町で採れた新鮮な野菜をサクサクに揚げた一品。
期間限定で、サラダ蕎麦などや上で紹介したトッピングの温かいおそばも販売している場合があります。
薪販売としての顔
そば屋の隣では、薪の販売も本格的に行われています。
- 広葉樹(ナラ・クヌギなど):火持ちが良く、薪ストーブやキャンプに最適。
- 乾燥へのこだわり:「すぐに使える薪」を提供するため、雨の当たらない場所でじっくりと時間をかけて乾燥させています。
薪ストーブの炎を眺めながら、薪火で茹でられたそばを頂く…。まさに「薪とそば」が完全に調和した、五感で味わう贅沢な時間ですね。
店舗詳細情報:訪れる際は週末をチェック!
- 店名:薪とそばの店 かぎ屋
- 住所:〒629-2411 京都府与謝郡与謝野町明石1746
- 営業日:土曜日・日曜日のみ営業
- 営業時間:11:00~14:00(そばが売り切れ次第終了)
- 予算:1,000円~2,000円
- 駐車場:あり
- 公式SNS:Instagram.com(@kagiya_soba_maki)
ご注意:2025年にオープンしたばかりで、ご夫婦二人で切り盛りされているため、そばの数には限りがあります。遠方から行かれる際は、事前にSNS等で状況を確認することをおすすめします。
「好きなことを妥協せずに楽しむ」輝昭さんの周りに自然と人が集まるのは、その真剣な姿勢と、奥様の艶子さんの明るい支えがあるからこそ。
番組では、薪割りに奔走する日常や、地域の方々との心温まる交流が描かれます。