2024年12月14日放送の「人生の楽園」の舞台は群馬県沼田市です。脊髄の病気で車椅子の生活になっても夢を諦めず、東京から移住し観光ブドウ園を開いた福田智美さん(46歳)と夫の靖(ただし)さん(57歳)が主人公です。
出会いと結婚
群馬県出身の靖さんは獣医師で、当時「国立感染症研究所」に勤務していました。趣味は自転車とスキー。一方、智美さんは東京都出身。スキーが得意で旅行好きの大学生でした。智美さんが卒業研究で靖さんの研究所を訪ねたことで、2人は出会い2006年に結婚しました。
農業への挑戦
夫婦共に忙しい日々を送っていましたが、靖さんが「定年後に農業をやりたい」と言い出し、休日に山梨県でぶどう農家の手伝いを始めました。次第に智美さんも一緒に手伝うようになり、靖さん48歳、智美さん37歳の時に早期退職を決意。2人はぶどう農家になるための準備を始めました。
移住と新たな生活の始まり
移住先は東京から近い群馬県沼田市。家も見つかり研修先の農家も決まり、いよいよ移住を果たすことになりました。しかし、その直後に智美さんが脊髄髄内腫瘍で緊急入院。手術後、車椅子の生活になりましたが、智美さんは靖さんの提案に前向きに応え、新しい環境に挑戦することを決意しました。こうして2017年に沼田市へ移住し、新たな生活が始まりました。
観光農園「福田ぶどうマルシェ」
夫婦一緒にぶどう農家で経験を積み、2019年にバリアフリーの観光農園「福田ぶどうマルシェ」をオープンしました。この農園では、透明のシートでぶどうを覆い、雨をよける独特の栽培法を採用しています。これにより、車椅子に座った智美さんでも手の届く位置にぶどうが実るのも幸いでした。
今シーズンの終了と夫婦の趣味
今シーズンの営業は既に終了しましたが、農閑期には趣味を楽しむ2人。靖さんは模型造り、智美さんは好きなアーティストのライブに出かけたり、アマチュア交響楽団でバイオリンを弾いたり、チェアスキーにも挑戦しています。とにかく人生を楽しんでいます。
農園に集う人たちとの交流
そんな2人の日常と農園に集う人たちとの温かい交流をご紹介します。福田ぶどうマルシェは、ただの観光農園ではなく、人々が集い、絆を深める場としても愛されています。
福田ぶどうマルシェ 店舗情報・商品販売について
ぶどうの他に、ぶどうのシロップ漬けも販売しています。
シロップ漬けは、不定期なのでその時の運次第です。
店名:福田ぶどうマルシェ
住所:群馬県沼田市発知新田町381-3
電話:
WEBサイト:福田ぶどうマルシェ
最新情報や販売時期、農園の詳細は福田ぶどうマルシェのウェブサイトをご覧ください。