2024年11月23日放送の「人生の楽園」では、長野県喬木村にあるカフェ「アグリカフェ ITANE」が取り上げられる予定です。アグリカフェITANEさんの経緯やカフェの特徴についてご紹介します。
長野県南部、豊かな自然に囲まれた喬木村にある「アグリカフェITANE(いたね)」。ここでは、地元産の食材をふんだんに使用した地産地消のカフェとして人気を集めています。この温かなカフェを営むのは、名古屋市で生まれ育ち、幼い頃から「自分のカフェを持ちたい」という夢を抱いてきた田中悦子さん(62歳)と、その夫・生輝さん(66歳)です。
夢のカフェへの道
悦子さんがカフェに憧れを持つきっかけは、幼少期の思い出にさかのぼります。名古屋市で忙しい両親と唯一一緒に過ごせた時間が、喫茶店でのひととき。親子3人で過ごすその時間が悦子さんにとって何よりの楽しみであり、やがて「自分も憩いの場所を提供したい」という夢へとつながりました。
大学卒業後は中学校の教師となり、そこで出会ったのが夫の生輝さん。結婚後、夫の故郷である喬木村に移住しました。喬木村は豊かな自然に恵まれ、特産品や地元の野菜も多い地域。ここでカフェを開きたいという悦子さんの夢を家族に打ち明けたところ、皆が賛成してくれました。昼間はスーパー、夜はコンビニで働きながらコツコツと資金を貯め、夢の現実へと少しずつ近づいていきました。
地元愛と仲間に支えられて
カフェの準備が整ってきた中、料理長として招いたのが知人の紹介で知り合った樋口正一さん(54歳)。地元の食材を生かし、「地域を元気にする、地産地消の憩いのカフェ」というコンセプトをともに形にしていきました。そして、悦子さんが60歳の節目となる2022年11月、「アグリカフェ ITANE(いたね)」がついにオープンしました。
カフェのこだわりメニュー
喬木村は気候が良く、新鮮な野菜や地元の特産物が豊富にあります。「アグリカフェITANE」では、毎日異なる食材を使った「日替わりランチ」が提供され、訪れるたびに異なる美味しさが楽しめると好評です。また、悦子さんが幼少期に愛した名古屋の味も大切にしており、「あんかけスパゲティー」や「きしめん」もメニューに加わっています。地元の食材と名古屋の思い出の味が融合したメニューは、他では味わえない特別な体験を提供してくれます。
意外なゾンビキャラクター!?
また、「アグリカフェ ITANE」の看板には、なぜかゾンビのキャラクターが描かれています。ユーモアと親しみやすさを感じさせる看板は、訪れる人々の話題となり、店内には自然と笑顔があふれます。カフェはただの食事処ではなく、訪れる人々が楽しく交流できる憩いの場としても親しまれています。
店舗情報
店名:アグリカフェITANE(いたね)
住所:〒395-1100 長野県下伊那郡喬木村1949-2(たかぎむら)
電話:0265-49-8960
営業時間:10時~17時(定休日:水曜日)
メニューの一例:
・日替わりランチ
・あんかけスパゲティー
・きしめん
コンセプト:「地域を元気にする、地産地消の憩いのカフェ」
WEBサイト:Instagram
50年越しの夢が紡ぐ交流の輪
「アグリカフェITANE」は、悦子さんの幼少期からの夢、そしてその夢を支える家族や仲間たちの想いが詰まった場所です。ここでのひとときは、美味しい食事だけでなく、心温まる出会いも提供してくれることでしょう。長野・喬木村を訪れる際は、ぜひ立ち寄ってみてください。