【人生の楽園】知床・羅臼の海に生きる。昆布漁師夫婦が営む素泊まりの宿『KOBUSTAY』

  • URLをコピーしました!

本ページにはプロモーションが含まれています。

北海道目梨郡羅臼町。世界自然遺産・知床半島に位置し、最高級「羅臼昆布」の産地として知られるこの漁師町で、伝統を守りながら新たな挑戦を始めた夫婦がいます。

2025年12月20日放送「人生の楽園」の今回の主人公は、昆布漁師の加瀬基敏さん(46歳)と、妻の里紗さん(44歳)。二人が2025年2月にオープンさせた、根室海峡を望む宿『KOBUSTAY(コブステイ)』での暮らしと、羅臼の海のいまを見つめます。

目次

漁師と観光協会事務局長、二人の出会い

基敏さんは羅臼の地元出身。幼い頃から、父・勝美さんのもとで昆布漁の手ほどきを受けて育った生粋の漁師です。

一方の里紗さんは札幌市の出身。東京の大学を卒業後、ベンチャー企業に勤めていましたが、「自分が本当に打ち込める仕事」を探していました。そんな時、羅臼町観光協会が事務局長を公募していることを知り応募。25歳という若さでその大役を勝ち取り、羅臼へ移住しました。

仕事を通じて漁港や作業場を巡るうちに基敏さんと出会い、結婚。里紗さんは漁師の家の一員となり、3人の娘を育てながら、昆布漁の過酷さと奥深さをイチから学んでいきました。

変化する海と、宿に込めた決意

6年前、基敏さんは父から漁業権を継承し、名実ともに一家の主として海へ出るようになりました。しかし、近年の地球温暖化の影響か、羅臼の海にも変化が現れ始めます。

昆布の収穫量や生育状況に不安を感じた里紗さんは、**「漁業以外にも、羅臼の魅力を伝える柱を作らなければならない」**と決意。昆布漁の仕事場を公開し、その価値を直接旅人に伝える宿を計画しました。

こうして誕生したのが、1階を作業場兼レクチャールーム、2階を客室とした新築の宿**『KOBUSTAY』**です。

『KOBUSTAY』での宿泊体験と学び

宿のコンセプトは「羅臼に暮らすように過ごす」こと。1日1組限定の貸し切りスタイルで、宿泊者が自ら地元の食材を調理して楽しむ「自炊・素泊まり」の形式をとっています。

読者が知りたい:人気の「昆布レクチャー」

宿泊客から特に評判なのが、予約制で行われる昆布のレクチャーです。

  • 手仕事の伝承: 羅臼昆布が製品になるまでの膨大な工程(洗浄、乾燥、選別など)を解説。
  • 五感での体験: 実際に昆布に触れ、香りや形の違いを知ることで、高級食材としての価値を深く理解できます。
  • 環境への意識: 漁師の視点から見た知床の自然の現状を直接聞くことができる、貴重な学びの場となっています。

まとめ:伝統を次世代へつなぐために

加瀬基敏さんと里紗さん夫妻の取り組みは、単なる宿泊ビジネスではありません。それは、羅臼の基幹産業である昆布漁を、観光という新しい視点から守り抜こうとする挑戦です。

大自然と共にある厳しくも豊かな暮らしを、宿を通じて分かち合う。二人の歩みは、変化する海と共に生きる知床の漁師たちの、新しい希望の形を示しています。

こちらの記事は、放送内容や店舗情報をもとに予測して作成されています。実際の情報と異なる場合があるため、最新情報は公式サイトや店舗へ直接お問い合わせください。また、商品や営業時間が変更されることもあるため、訪問前に公式情報を確認することをおすすめします。ご了承のうえ、お楽しみください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次