2025年8月7日放送のテレビ東京「カンブリア宮殿」では、異色の青果チェーン「八百鮮」が特集されました。生鮮品の値上がりや物流の混乱が続く中、わずか10店舗で年間82億円を売り上げる驚異の八百屋。その成功の裏には、従来の常識を覆す戦略と、若き社員たちの情熱がありました。
八百鮮とは?大阪・神戸・愛知で展開する青果チェーン

- 店舗数:10店舗(大阪・神戸・愛知)
- 年間売上:82億円
- 売り場一坪あたりの売上:1400万円(スーパー平均の3倍以上)
- 特徴:超低価格・鮮度抜群・品揃えのユニークさ
例えば、レタスが55円、高級フルーツが1,000円という価格設定は、消費者だけでなく飲食店のプロも魅了しています。
逆張り仕入れ 旬にこだわらないからこそ安くて新鮮
八百鮮の最大の特徴は「逆張り仕入れ」。毎朝市場に出向き、あえて「旬」や「定番」にこだわらず、価格と鮮度のバランスを見極めて仕入れることで、他店にはない魅力的な商品を提供しています。
- 仕入れの柔軟性が価格競争力に直結
- 社員の平均年齢は32歳と若く、年間3億円を売り上げる社員も
- 店舗には約30人の社員が出勤し、接客にも力を入れている
市原敬久社長のビジョン かっこいい八百屋を目指して
八百鮮を率いるのは、市原敬久社長。20代で生鮮スーパーの仕事にのめり込み、八百鮮を創業しました。
「八百屋を若者に選ばれる“かっこいい仕事”にしたい」
という思いから、業界のイメージ改革にも取り組み、若者が誇りを持って働ける職場づくりを進めています。
番組情報
- 番組名:カンブリア宮殿
- 放送日時:2025年8月7日(木)23時36分~0時25分
- 放送局:テレビ東京
- ゲスト:八百鮮 社長 市原敬久
- MC:村上龍、小池栄子
- 八百鮮 チラシ
- 八百鮮 店舗一覧
- 詳細は、番組公式サイトはこちら
八百鮮の成功は、価格や品揃えだけでなく、「逆張り仕入れ」という柔軟な戦略と、若い社員たちの熱意によって支えられています。小売業界が抱える課題に真正面から挑み、八百屋の新しい可能性を切り開くその姿は、まさに“新時代の八百屋”と呼ぶにふさわしい存在です。